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皆様からのメッセージ・Q&A
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ピンクリボンメッセージ2010 ピンクリボンメッセージ2009
「新潟はっぴー乳ライフ ピンクリボンホリデー2010」 ピンクリボンメッセージ

2010年10月9日(土)開催のピンクリボンホリデー2010 ~今、乳がんは18人に1人 勇気を出して検診に~ では、たくさんの方々よりメッセージをいただきました。

再発の不安を抱えている1人ですが、昨年参加して ”私1人じゃない” と、勇気をたくさんもらいました 40代 女性
まだ一度も検診をしたことがありません。このフォーラムに参加することが検診へのキッカケになったらいいな・・・と思っています。30代 女性
自分を家族を守るための唯一の健診。みんなが受けれるようになってほしいです 40代 女性
乳がん看護に携わってきた者の1人として、微力ながら何かお役に立ちたいと思っています。一人でも多くの理解者を増やし、乳がんでなく人を1人でも減らしていきましょう! 30代 女性
私自身、今年乳がんの治療をしています。 ピンクリボン活動を詳しく知りたくて今回初めて参加しようと思います。30代 女性
「乳がん」のことをもっと多くの人に知ってほしい。今以上にがん予防の重要性・自己診断の指導 & アピール等を国レベルで取り組んでいってほしい。30代 女性
乳がん検診の推進に賛同します。もっと女性の立場での検診が受けられるような施設が整うといいです。患者さんまたはその家族の方々は、自身の経験を色々話して沢山の協力者、応援者を増やしていきましょう!!30代 女性
突然の発症、治療、手術といろんなことが押し寄せた1年でしたが、自分なりに、前向きに歩みを進めるために参加したいと思っています。50代 女性
「私は大丈夫癌にはならない」と思っていました。昨年12月「癌です」ショックでした。抗癌剤→手術→放射線(現在治療中)。これからの生き方、病気との付き合い方など勉強したいこと、聞きたいこと沢山あります。「癌と仲良く明るく生きる」それしかないですよね。 50代 女性
早期発見早期治療が家族を守ります。活動の盛り上がりを期待します。30代 女性
母親が乳がんで全摘を行いました。手術や化学療法はかなりキツく見ている方も辛いものでした。今でも、足先のしびれや上肢の浮腫で悩んでいますが、元気にやっている姿を見て、笑顔で日々過ごせる幸せを感じます。早く見つける事は命を守る事だと思っています。ピンクリボンを見て、一人でも多くの人が幸せを感じていれる日々が送れる事を祈るばかりです。20代 女性
母は8年前に乳がんで亡くなりました。それから私はマンモグラフイを毎年受けています。母が命をかけて私に教えてくれたことだから。みんな検診を受けてほしい。この活動が大きく広がりますように。 50代 女性
子どもが2歳の時に乳がんになりました。抗がん剤治療、放射線治療を経て、現在ホルモン治療中です。再発の不安に落ち込むこともありますが、「今」を大切に、毎日けっこう楽しく暮らしています。30代 女性
自己検診で5mmの乳がんを見つけました。初期で手術後2カ月で水泳、卓球、エアロビクスとスポーツをしても違和感や痛みもありません。自己検診の習慣化をぜひPRしたいです。行政(市や県)も女性の多い職場に指導講習をやっていただけたら初期発見につながると思います。 60代 女性
検診は大切。自分の命は自分で守りましょう 家族のために
術後3年目になります。日々感謝感謝の気持ちで笑顔を忘れず一日一日を大切に過ごさせていただいております。再発も心配ですが、みんな同じ気持ちだと思います。長島知恵さんの意志のバトンを受けついでガンバりましょう。
乳がんの治療を始めて4年余り。私は4期ですが、まだまだ仕事に遊びに・・・楽しいことはたくさんあります。この会に参加してよかったと思えるような1日でありますよう。
3年前左胸の全摘手術を受け、現在投薬で治療中です。とても元気に現在は生活しています。最近は身近で乳がんの人は増え、検査を一人でも多くの方に早めに受けてほしいと願います。 40代 女性
毎年楽しみにしています。明るく楽しく毎日を楽しんでいけるようみんなでがんばろう!
来月手術です。今はとても不安です。今日は勉強していきたいと思います。 40代女性
私は医療従事者でありながら自分の病気を発見するのが遅くなりました。乳がんは他人事と思っていた自分がいます。リンパ節転移までしていて、かなりショックを受けました。今まで色々と治療をし2年半が経ちました。いつも思うこと、一人でも多くの人に検診を受けてほしい。私は毎日、前向きに笑顔で生きていきます。 50代女性
ピンクリボンホリデーに来られてとてもハッピーです。今後も毎年ずっと続いて新潟はっぴー乳ライフでありますように。
手術後2年経ちました。不安はありますが、毎日楽しく過ごすよう心がけています。
「ピンクリボンホリデー」初参加です。まだ検診(マンモ)の対象年齢ではないので、自己触診などで自分の体を大切にしていこうと思います。40歳になったらぜひ受けたいし、母親や周囲の人にも勧めたいと思います。乳がんのない世の中になるように応援しています。 20代 女性
妹が乳がんに・・・自分で見つけたもののショックで家族で悲しみました。10年経ち精神的には明るく元気です。でも体力が落ち、温泉旅行も後退気味。早期発見の大切さ、この運動がもっともっと大きく発展されますように。 60代女性
初めて参加しました。2年前37歳で乳がんになり全摘手術をしました。抗がん剤で髪も抜けました。つらい体験でしたが今日のイベントに参加して、こんなに応援してくれる人がいるんだ!!と、すごく感激しました。安心感を得た感じです。ありがとうございました。
乳がん患者の夫です。12年目に再発しましたが、パン・ケーキ・和菓子教室を主宰し、フラダンスもしています。何事にも前向きに取り組んでいるのが元気の源だと思います。気力の面もくじけず積極的に明るくふるまうことが肝心ではないでしょうか。

 

「新潟はっぴー乳ライフ ピンクリボンホリデー2009」 ピンクリボンメッセージ

平成21年10月18日(日)に開催された、「新潟はっぴー乳ライフ ピンクリボンホリデー2009~愛する家族みんなで考えよう! 乳がんのこと~」では、参加者の皆様から、多くのメッセージや、乳がんについての質問が寄せられました。その質問に対し、新潟はっぴー乳ライフ幹事の乳腺専門医らより回答いただきました。
このページではその一部を紹介しております。

手術から1年経ち少しずつ日常に戻りつつありますが、最近マーカーが上昇していてまたドキドキしています。怖がらず前向きに進みたいです。楽しく生きたい!(30代 女性)
私は、おばあちゃんが乳がんになって自分も心配なので検診を受けたいです。(10代 女性)
17年手術からたちまして、これからはサバイバーとして元気を発信していきたいと思っています。(40代 女性)
サバイバーの1人です。自己検診、正しい知識を得ることは大事です。(20代 女性)
フィットネスインストラクターとして一緒に活動している友人が乳がんになりました。早期発見のために意識向上を応援していきます!私も検診を受けるぞ!
人事ではないと思います。友人の母親に乳がんになってしまった方が何人もいます。できる限り健診を受けて早期に発見できるようにしたいと思いました。(20代 女性)
検診を受け初めて2年目ですが、来年からも毎年続けたいと思います。(30代 女性)
乳がんの治療が始まり、不安がいっぱいでしたが、副作用がほとんどなくスタートしました。でもまだ長い道のりですが頑張っていきます。髪は残念ながら抜けてしまいましたがカツラがとてもよく似合っているので満足です。家族の応援のおかげでこれからも頑張っていけます。(50代 女性)
毎日仕事が忙しく気付いた時には大きくなっていました。受診し医師に「何でここまでほっておいた!」と怒られ・・・。あれから化学療法→手術→放射線治療とめまぐるしい日々、仕事を続けながらやっとここまできました。(50代 女性)
私も乳がん治療中ですが、周囲の人達に支えられ、仕事を続けながらがんばることができています。不安なとき一緒に話ができる乳がん仲間達もいて私は病気だけど幸せです。みなさんがんばりましょう。(40代 女性)
私の母も昨年乳がんになりました。「笑って乗り越えよう!」母はそう言って笑って頑張ってくれました。乳がんになってしまっても、下を向かず元気に明るく過ごしてください。それは難しいことかもしれません・・・。でもあなたは一人じゃありません。あなたを応援している私たちがそばにいます!!
自己検診で5mmのがんを見つけました。マンモグラフィにも写りませんでした。今年8月手術し元気になりました。自己検診(長期・定期)の大切さを伝えられたら良いなーと思っています。(60代 女性)
3年前に自己検診にて受診、1.5cmの早期発見にて温存治療ができました。感謝の毎日です。先生を信じて前向きに笑顔!(50代 女性)
手術して一年が経ち、健康っていいなってつくづく思います。早期発見できて本当に良かったです。(40代 女性)
検診では見つけられないこともあります。おかしいなと思ったらお医者さんに絶対おかしいんですと訴えた方が良いと思います。(40代 女性)
早期発見が自分の命を守ります。みんなで検診を受けましょう。(40代 女性)
早期発見できて本当に良かったです。皆様も検診受けてほしいです。(40代 女性)
私も検診の再検査となりました。早期発見となり本当に良かったです。皆さんも検診を受けてください。
2008年に市のマンモ検診で見つかりました。石灰化の段階でしたので温存手術を受け現在は以前と変わりない生活をしております。早期発見!!実感しております。怖がらずに受診してほしいです。(50代 女性)
一昨年、手術・抗癌剤の治療を受けて今は大変元気に生活しております。やはり早期発見ですね!検査は早めに受けてください。(40代 女性)
このキャンペーンは1年に1度の再確認の時と思っています。みなさんもキャンペーンに参加しましょう!(30代 女性)
手術をしてから11年経過しました。元気です!!早めに受診してください。
9月18日に乳がんの温存手術をして今日で1ヶ月です。早期だったのでこうして元気になり有難いです。(70代 女性)
ピンクリボンキャンペーンを応援しています。病気を克服してがんばっています。
一昨年乳がんの手術をしました。温存法で大丈夫でした。誰でも早く検査をした方がよい。(60代 女性)
"乳がん死をなくしたい"乳がんは早期発見が大切!少しでもおかしいなと思ったら診察を受けましょう。この世から乳がんによる死をなくすことを願っています。
早期発見ができれば幸い!違和感があったら検診を受けようと思います。(10代 女性)
検診はイヤだけどとっても大切です。心配を少しでもなくすように検診を受けましょう。
今年に乳がんの手術をして今現在もハーセプチンを投与しています。乳がんに負けずにがんばるぞ!(30代 女性)
再発・術後です。手術前に小倉恒子先生の「再発した人のための明るい処方箋」を読みとても勇気づけられました。講演楽しみにしています。(40代 女性)
術後1年。照射、化療、今はホルモン療法をしています。この病気になって様々な経験をしました。あと5年10年先というお話ですが、いろいろな方達のお話を聴きたいと思います。(40代 女性)
実妹が乳がん患者です。患者さん一人一人に言えることは、前向きに楽しく生きることを考えるといいですね。(60代 女性)
私も乳がん患者です。この一年半の体験を"伝えたい"そして、これから先のことを"教えてほしい"そんな気持ちでいます。(40代 女性)
最近、自分よりも後から発病した人たちが再発したり、亡くなったりということが有り、少し気持ちが落ち込みました。自分は初発が28歳、当時は今ほど情報がありませんでしたし、検診のことなども知らない人がほとんどでした。今、元気でいるので、こんな風に、スポーツも楽しんでいるサバイバーがいることで、辛い治療をしている人の励みになればいいなと思っています。何が自分にできるか、このイベントに参加することが第1歩です。(40代 女性)
私もサバイバーです。4期ですが、薬や先生、看護師さんのおかげで体調も良く、仕事に遊びにと楽しんでいます。もちろん、子育てや家事もやっていますよ。病気に負けず人生大いに楽しみましょう。今回で3回目の参加となりますが、楽しみにしています。(40代 女性)
大事な家族のために一歩を踏み出そうと思います後悔したり、大事な人を悲しませたくないから・・・(40代 女性)
今年4月に自己検診にて乳がんを発見。幸い早期で温存でき、抗がん剤治療も行いませんでした。今はフルタイムで仕事にも復帰しています。発見が早ければ治療方法の選択肢も増えます。検診の大切さを実感しました。(40代 女性)
先日乳がんだと診断されたばかりで、まだ検査の日々で治療は始まっておりません。これに参加する頃には治療が始まってるかとは思いますが、何を相談していいのかも今の時点では正直わかりませんが、これから乳がんと闘っていくにあたり、是非参加してみたいと思いました。(50代 女性)
早い検診のおかげで命をもらい一日の大切さ、あたりまえの言葉が感じることができました。楽しく生きることですね。(50代 女性)
私は、抗癌剤を調製業務している病院薬剤師です。患者さんには少しでも良くなってほしいと願っています。 乳がんは20代の方や男性でもなるということをもっと世間にひろめて、早期発見・早期治療で乳がんによる死者がなくなることを願っています。(40代 女性)
私は2年前に発症し、抗癌剤, 放射線, 手術, ホルモン療法と経過観察中の 身です。 看護師でもあり、ピンクリボン活動に何か役立てることはないかと考えています。どうすればよいか知りたいです。(50代 女性)
自分自身が元気でいるための糧と思って参加しています。小倉恒子先生のお話を楽しみにしております。(50代 女性)
ひとりで悩まず、周りの人に相談して上手く付き合っていきましょう。(40代 女性)
再発に怯えて暮らすばかりじゃなく同じ仲間が集まれる機会を作っていただきありがたいです。(40代 女性)
ピンクリボン活動を通じて、乳がん早期発見・早期治療と乳がん患者および家族への支援(ココロのケア)を期待します。皆さんがんばりましょう。(50代 女性)
家族は何よりも一番に全力で協力します。一緒に回復に向けて歩きましょう!(40代 男性)
手術の1ヶ月前・・・2001年の「母の日」に「あけぼの会」の記事を読んで、ちょっと気になっていたのが"がん"らしいと思い診察を受けました。ピンクリボンの活動は「ちょっと気になっているけど・・・」という方々の背中を押してくれる役割もあると思います。本当に「早期発見。なが~く共存!」に共感します。(60代 女性)
乳がん告知と第1回目のこのイベントが同時期で第3回目のこの度は感慨深いものがあります。今後もこのキャンペーンが続いていきますように。(40代 女性)

 

パネルトークに寄せられた質問
何年か前からシコリがあり、市の乳がん検診で再度検査の結果、乳腺だろうと言われ、その後検査不要でしたが、二年に一回の市の検診で大丈夫なのでしょうか?
おそらく市町村での検診では、マンモグラフィも検診時に受けられていると思われます。マンモグラフィで異常がなければまずは心配ないと思われます。もしマンモグラフィを受けていなければ乳腺外来のある専門施設に受診されてください。またしこりを自覚されているのですから超音波検査を受けてみるのも良いでしょう。最近では人間ドックで超音波による検診もオプションにあります。特に30歳~40歳代の乳腺の密度の高い人では、マンモグラフィだけでは病変が分かりにくい場合がありますので専門機関への受診を勧めます。
義母、義姉が乳がんで全摘をしていますが、娘(一児の母)も要注意でしょうか?
注意は必要です。1年に1回の乳癌検診をお勧めします。
がんの中でも乳がんと大腸がんは家族性に発生する確率が高いがんです。今回の義母、義姉はあなたにとって血縁関係はなくても、娘さんからみると義母は祖母で、義姉は伯母に当たります。娘さんは親であるあなたのご主人を経由して、遺伝的には義母、義姉ともに1/4の遺伝子を共有している第2度近親者といえます。ご主人からみると義母、義姉は母と姉であり、第1度近親者でより高いリスクがありますが男性のためマスクされ乳癌が発現しなかった可能性があります。
術後一年経ちましたが、腕が前のように動かなくなったこともあり、仕事(農家)に復帰できずにいます。外仕事は大変で辛いことがいっぱいでしたので、仕事をする気が起きないのです。これはいけないですのですよね?
PTSD(心的外傷後ストレス障害)ということばをご存知でしょうか?災害や戦争、あるいは虐待などの心的外傷(トラウマ)のあとで、心に加えられた衝撃的な傷が元となり、後になって様々なストレス障害を引き起こす病気のことです。質問者の方も乳がんと宣告され、治療を乗り越え、再発の恐怖にさらされ、いわば心的外傷を受け続けていると考えられます。ですから仕事をする気がおきないのもストレス障害の一種とお考えください。通常、人間はこのようなストレスに徐々に適応していくといわれますが、あなたの場合は適応に少し時間がかかっていると考えられます。「がん」によって引き起こされるこころの障害を扱う医学を精神腫瘍学(サイコオンコロジー)といい、この領域の専門家に相談し、治療をうけることが理想的といえます。しかし、残念ながら日本では精神腫瘍科医はきわめて少ないので、まずは主治医の先生、看護師さんに相談してみて下さい。場合によっては、その病院と連携しているメンタルクリニックの先生を紹介してもらって治療を受けるのも良い方法と思われます。
術後四年になりますが、腕の筋肉や腱などが局所的に痛むことがあります。手術の時、筋肉や腱、神経等も影響を受けていると思うのですが、その場合どんな症状があり、どのように対処したらよろしいのでしょうか?
昭和から平成初期の時代、乳がんの手術といえば根治性を追及して胸の筋肉や腋の下のリンパ節・リンパ管をも切除していました。いわゆるハルステッド手術といわれる方法です。近年は、根治性に変わりのないことが証明され、病巣部のみを切除し乳房を温存する手術が普及しています。そのため、筋や腱を傷つけることはほとんどなくなりました。乳房全切除の場合も同様です。ただ、それでも腋の下のリンパ節を全切除した場合は一部の神経を切断せざるを得ない場合があり、まれに神経切断による痛みや知覚変化の後遺症が残ることがあります。ご相談者の場合は4年前に手術ということですから、腕の筋肉や腱の痛みは手術で直接傷ついたものではないと思われます。神経損傷による痛みの場合は通常の痛み止めでは効果が乏しく、局所麻酔薬やてんかんの薬、うつ病の薬で効果が得られる場合があります。いずれにせよ、痛みはQOLを低下させますので、是非主治医に相談して適切に対処して頂きたいと思います。
昨年11月に右乳房全摘手術を受けました。その後二カ月後仕事に復帰したのですが、立ち仕事をしているため夕方になると右足がすごくむくみます。何か関係があるのでしょうか?
下肢のむくみは様々な原因で発生します。医学的には全身的な病気に伴うものと局所に原因があるものとに分類されますが、いずれも乳房手術と直接的な関係はないと思われます。ただ、補助療法として抗がん剤やホルモン剤治療を受けている、あるいは受けた場合には、体内のホルモン環境に変化をきたしてむくみが出現している可能性がありますし、局所的には、薬の副作用などで下肢の静脈瘤に血栓ができてむくみが発生している可能性があります。一度、下肢静脈瘤の検査などを受けてはいかがでしょうか? 心臓血管外科を受診してご相談ください。
平成21年7月に手術、現在は抗がん剤(点滴)治療中です。これから放射線、ホルモン療法は5年やります。ホルモン療法5年は長いので心配です。手術した傷のあたりがプツプツすると再発と聞きましたが、どんな感じにプツプツになるのでしょうか?
何年後に再発しやすいのでしょうか?(現在36歳、子供二人)
再発には大きく分けて二通りあります。
一つは、全身へのもので肝臓や肺・骨・皮膚・脳等への転移です。
もう一つは、手術創周囲の皮膚や胸壁および所属リンパ節(はじめに転移しやすいリンパ節)への局所再発です。手術した傷のあたりがプツプツする再発は局所再発もしくは皮膚への転移です。はじめは小さな結節(ポチンとした芯のようなもの)として触知。それが大きくなったり、数が増えたり発赤を呈して広がってきます。また再発は術後2~3年に多い傾向にありますが、乳癌の場合稀に10年以上経過してからの再発も認めます。
術後16年で骨(上胸骨)に転移しました。なぜでしょうか?前例はありますか?
乳癌の手術を行った人の3人に1人は再発すると言われ、又再発の危険な時期は術後3年以内と言われています。乳癌の再発の特徴として胃癌,大腸癌は術後5年以上経過すれば再発の心配はまずありませんが、乳癌は術後10年以上経過しても稀に再発する場合があります。これを晩期再発と言います。原因ははっきり解明されていませんが術後休眠状態にあった癌細胞が何らかの原因で復活、増殖するものと考えられています。中には20年以上経過した後に再発した場合もあります。晩期再発を来たしやすい乳癌の特徴としては、ホルモン感受性陽性(エストロゲンレセプター、プロゲステロンレセプター陽性)の乳癌に多いのが特徴です。16年前であれば初回手術の際に原発巣のホルモンレセプターは測定されていると思いますのでホルモン感受性陽性であれば治療はまずホルモン療法から始めると思います。骨転移による疼痛や骨折の危険性がある場合は放射線療法やビスフォスフォネートによる治療を行います。骨のほかに肺、局所、リンパ節に転移を来たしやすいので早急に全身検索し治療を行いましょう。抗癌剤による治療を行うかどうかはこれらの結果を見て主治医の先生と相談して決めていきましょう。
現在母が脳梗塞、私は乳がんを治しております。母も私も日々闘病生活をし、母の病室で看病をしています。母の病、私の病、気が遠くなるほど辛い体験をしています。どうしたら希望がもてるか? どうしたら治るか? どうしたら社会復帰できるか? どうかご指導お願い致します。
乳がんリスクとストレスの観点からお答えします。家族介護のためのストレスなどのストレスと乳がんのリスクに関する一定の見解はえられていません。その理由として、過度の心理的ストレスは健康に悪い影響を与えるものの、適度な心理的ストレスは逆に人が健全に生きて行くために必要であるなどストレスの概念が一様ではなく、それに対する生体の反応も一定でないことが考えられています。大切なことは「生きがい」を持つことで、乳がんリスクを下げるとの報告もみられます。
私の乳がんは検診を受けていたのですが、マンモグラフィには写らないものでした。
幸い早期の方でしたが、術後の定期検診では年一回のマンモグラフィと数カ月に一回の触診と血液検査です。超音波の検査はしてもらえないのが心配です。もし、再発の場合はまたマンモグラフィに映らないのでしょうか? また先生に頼めば超音波検査をしてもらえるのでしょうか?(49歳)
乳癌の手術後、一番心配なのは再発ですね。再発を防ぐため様々な治療を受けておられる方もいらっしゃいます。一方、再発を早期に発見し、早期に治療するために定期的に検査が必要であるとの意見が以前ありました。最近、再発を早期に発見した場合と症状が出てから治療した場合とでは治療効果が変わらないことが、様々な研究から明らかになりました。したがってCTなどの画像検査や血液検査を定期的に行うことは少なくなりました。しかし、反対側に新しくできた別の乳癌や、手術部位近くに再発した場合は早期に発見したほうが適切な治療につながります。そのため年1回のマンモグラフィと定期的な診察が重要です。ご心配の超音波検査については体調の変化や自己触診での異常を認めたときなど担当医と相談されるのが良いと思います。
抗がん剤投与をしている患者さんに薬の調整やくすりの説明をしている薬剤師です。抗がん剤投与を長年している患者さんがある日、「家族は長生きしてほしいから私に頑張れと言うけれど、もう私疲れたわ」とおっしゃられたのですが、医療スタッフとして自分はどのように声をかければよかったのか今でも悩んでいます。この様な時、患者さんの立場として医療スタッフがどのような声かけをするとよいのでしょうか?
"Chemotherapy holiday"という言葉があると聞いています。
"ここまで頑張ったのだから、主治医と相談してちょっと休んでみるのも一つの方法ですよ!"と答えることも化学療法を継続させる為には良いのではないでしょうか。
しかし、何らかの目標(家族の成長や旅行・趣味等)を持ち、そのことすらやれないもしくはやる気がしなくなった時や、体力的およびデータ的に化学療法の継続が困難な時は抗がん剤投与の限界と思われます。"ここまで頑張ったね"とだけ話してあげて、その旨を主治医と相談してください。間違っても"もう少し頑張ろう!"とは言わないほうがよいように思われます
乳がん発症率が上がっているが、発症後の再発リスクや死亡率に関して(病期判定やグレードによるデータ)は変化してきているのでしょうか?
再発のリスクは古くから、病理診断をもとに、腫瘍の大きさ、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無、で病期を分類していました。さらにホルモン感受性の有無や、Her2受容体の有無、血管や静脈への癌の浸潤の有無、なども組み合わせて、再発のリスクをより細かく考えて、再発予防の治療を行うようになってきています。また、切除した癌を遺伝子学的に調べて、さらに細かく再発の危険予知を行う研究も進んできています。
食事(療法)などの注意点を聞かせていただきたい。
生活習慣で良いこと、悪いことは? よい食事、悪い食事?また、睡眠時間との直接の関係はありますか?
肥満は乳がんの発症と関連があるという欧米の報告はたくさんあります。一方、日本人についてははっきりした結論が出せるほどのデータはまだありません。しかし、過剰な肥満は多くの生活習慣病の原因の一つでもありますから、太りすぎないように気をつけましょう。
飲酒は飲む量が増えれば増えるほど乳がんの発症が高まる可能性があります。飲酒は控えめにして下さい。
喫煙は乳がん発症のリスクを増加させる可能性があります。さらに、喫煙は肺がんや多くの生活習慣病の発症と関連がありますので、禁煙を強くお勧めします。
大豆食品を多く摂る人は、ほとんど摂らない人に比べ、乳がんの発症が少ないという報告はあります。しかし、イソフラボンを大豆食品からではなくサプリメントの形で服用した場合に、乳がんの発症が減るという証拠はなく、サプリメントについてはお勧めしません。
時間の不規則な勤務、特に夜間に勤務する機会の多い女性は、乳がんの発症リスクがやや高くなる傾向があると報告されています。健康のためにできる範囲で規則正しい生活につとめましょう。
日常生活において運動量の少ない女性は、乳がん発症のリスクがやや高くなると考えられています。日頃から軽い運動をするようにしましょう
毎年マンモグラフィ検診を受けていますが、マンモグラフィでは何センチくらいのシコリの大きさが見つかるのですか? 去年10月の検診でしこり(悪性)が見つかり今年1月に手術しました。しこりは1.8cmでした。それまでに分からなかったものでしょうか?
マンモグラフィでは、組織の放射線が通りやすいか通りにくいかの差が画像に表れます。シコリの多くは正常の乳腺組織とは差がそれほどありません。ですから、若い女性のように乳腺組織が多い場合、シコリがあっても見えないことがあります。一般に乳腺組織が少ないほどシコリは発見しやすいとされています。
出産経験のない人は乳がんになりやすいと聞きましたが本当でしょうか?
本当です。1年に1回の乳癌検診をお勧めします。
出産経験のない女性の乳癌リスクが高いことは世界的にも、日本においても多くの研究から明らかにされています。また、出産を経験した女性でも出産数が少なくなるほど乳癌リスクは高くなります。一方、出産数に関係なく、初産年齢が高くなるほど乳癌リスクは高くなることも明らかになっています。このような出産数の低下、初産年齢の高齢化などは社会現象とはいえ、生物としての自然な授乳行為ではなく、最近の乳癌の増加とは無関係ではないと思います。
人間ドック(エコー)で毎回乳房に水かたまっているといわれます。お風呂に入った時、乳房を強く押して乳首をしぼると確かに水が出ます。大丈夫なのでしょうか?
「乳房に水がたまっている」とは、のう胞という状態と思います。乳汁の通り道である乳管の詰まりやホルモンの影響などで起こります。エコー検査などで診断できますが、のう胞内部に腫瘍が見つからず、水分のたまりだけであるならば経過観察で問題ないと考えます。内部に腫瘍を認める場合は、エコーで見ながら腫瘍に細い針を刺して細胞診を行い、癌か良性かを調べる必要があります。また、乳頭から分泌物が出る場合、血清の分泌液ならばすぐに乳腺専門医のいる病院を受診して調べたほうが良いと思います。
マンモグラフィで引っかかり検査を受けましたところ、「炭化している」と言われました。何年くらいで「がん」になるのでしょうか?
「炭化している」という意味は不明ですが、「石灰化がある」ことに読み替えてお答えします。乳腺にはいろいろな原因で石灰(カルシウム)が沈着します。それを石灰化と呼んでいます。その原因となる変化は石灰化の形や分布で推定します。
まず、明らかに良性である特徴的な石灰化があります。次に虫眼鏡などで拡大しなければ見えない石灰化があります。これにはその背後に乳癌があることがあります。
診断の過程で石灰化の形・分布を見て経過観察でよいものとすぐ検査が必要なものとに区別します。経過観察でよいものは、そのほとんどが良性ですが、10%程度に癌が見つかると言われています。

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